再登校事例

強いストレスと解離性障害による不登校 女子中学生SKさん Vol.16

「大変な良くなり様ですね」

(2010/10/某日)
 
10月に入り、SKと最寄り駅まで散歩をしていたら、“消す記憶もあまりなく、調子もいいのになぜ学校に行けないのか”という話をしたり、冷静に自分の状況を分析している様子。毎日学校へ行こうと思っていることを知り、感心する。
 
何度かバスに乗って最寄り駅まで行ったら、動けなくなってしまったらしい。
 
SKは昔?私(お母さん)に「一度行かなくなると次から怠けたくなるんだよ」と言われたことがある。悔しくて、怠けじゃない!とこの時は自分でTFTしたらしい。
 
その翌日、サポート校の先生が訪問、初めてお会いできてみんなでびっくり。
 
今まで会えなかったことや、会えませんと言ったことは棚上げで緊張気味だが、クラスメイトのことを笑顔で話ができる。
 
「学校に行けなくなって4ヶ月ですよね?大変な良くなり様ですね」とサポート校の先生。
 
SKは次回サポート校の見学に行くという。
 
毎日学校に行こうとして戻ってきてから、気持ち悪くなり吐きそうになりながらTFT。3回やってとても楽になる感じ。
 
このころからSKの言う話が、過去のストレスからこれからの不安に変わってくる。

解説

根本的な改善とは、こういうことを言います。

だれも指示も指図もしないのに、自発的に行動が変わる。

これが世界に類を見ない「記憶に直接作用させるカウンセリング」不登校セラピーの神髄です。